最初に翻訳を始めた人が決めます。 そのあとに統一しましょう。
「です・ます調」を基本とします。
直訳よりも、分かりやすく自然な日本語を優先します。 従って、言葉を逐一訳す必要もなく、文章のフレーズの順番を守る必要もありません。
.po
ファイルを編集している時に、\n
で改行しているように見えますが、これは本当の改行ではありあません
(.md
ファイルと同じく、一行開けることによって改行が入ります)。
なので、\n
は無視して下さい(英語と日本語で\n
の数・場所を合わせる必要はありません)。
翻訳をする際、改行を入れると書きやすく・見やすくなるのであれば、\n
を入れても構いません。
DC/SWCのレッスンは専門用語がかなり多く、複数のレッスンで同じ専門用語が使われていることがあります。 統一するために 単語リストを 必ず使ってください。
頭字語の場合は、そのまま使ってもいいですが、最初に出る時に言葉の意味を一つ一つ説明をするようにしましょう (issue 21を参照)。
例:コマンドラインインターフェースの核は、REPL (read-evaluate-print-loop)と呼ばれています。 これは、シェルにコマンドを入力し、Enter(または Return)キーを押した時に起こる動作:
- コマンドを読み込む (read)
- コマンドを実行する (または "評価する" - evaluate)
- 結果を出力する (print)
- この流れを繰り返す(loop)
カンマ(,)やピリオド(.)ではなく「、。」を使うようにしましょう。
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1桁なら全角
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2桁以上は半角
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混ざっていたら通常半角
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1万 が 10,000 より短くて読みやすい
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12,500 が 1万2千5百 より短くて読みやすい
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西暦を使い、日付は半角を使いましょう。
- 8月12日 とします。一桁だからといって8月12日 と8を全角を使いません
一般的な表記法に従う(慣用的な語,数量的な意味の薄い語は漢数字 例:一人前、一種独特)
-
メートル法に変換します
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ドル以外の場合は必要に応じて日本円に換算します。()の中に入れても良いです
-
大雑把な数字は大雑把な数字として訳して、数字の精度について誤った印象を与えないようにします。
「」 or ダブルクォートを使い、引用全体を一組の引用符で括ります。
(注) ダブルクォートは、" " ではなく “ ” を使う。左側には左引用符、右側には右引用符を使います。
カタカナ語で表記が統一されていない場合は最も標準的なものを使うようにしてください。 特に国語辞典に載っているような語については国語辞典の表記に従ってください。
このような場合に参照する国語辞典としては広辞苑が定番ですが、あいにく広辞苑はネットで無料で使えるようになっていません。 ネットで引けるものとしては三省堂の大辞林 [http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/](http://www .excite.co.jp/dictionary/japanese/) や小学館の大辞泉 http://dictionary.goo.ne.jp/jn/ があります。
国語辞典に載っていない語について最も標準的な表記を調べるには、Googleで検索したときのヒット件数が参考になります。
本、雑誌、記事、映画、番組、コンピューターゲームは『』でくくります。
オフィシャルな訳がない作品のタイトルは訳しません。 文字数が許せば『英語(日本語訳)』とするのが親切になるでしょう。
例:『 Visual Explanations (説明図の技法)』← 未訳の本です。 説明図の技法というのは、内容を伝えるために仮に訳したタイトルです。
組織名称などの処理の工夫として定訳がない組織名は「英語(日本語訳)」とか、長いものなら「略語(日本語訳)」。 以下のようなことを考えて、組織名称ごとに判断します。
組織名、固有名詞などは、英字を維持した方が、検索しさらに勉強したい人にとってよいかもしれません (無理にカタカナ表記にしてしまうと、検索してもこのレッスンだけ がヒットする状況が生まれることがあります)。
組織名が、日本語を読む人にとって意味ある情報かを考えましょう。
例えば、略称の読みが、別の単語と同じ音になっている、韻を踏んでいるなど、学生にとって意味がある場合は カッコ書きで音訳を添えると親切かもしれません。
メロドラマのタイトルだったら、「オール・マイ・チルドレン」などと音訳するのも、雰囲気を伝える一つの手です。
『戻ってきた帽子をかぶったネコ(The Cat in the Hat Comes Back)』と両方書いてあると、両方検索した段階で、 実は日本語訳がないことがわかり、一読したときに、物語のタイトルとわかります。
地図などで普通に使われるカタカナ表記にしましょう。
日本語の文字とのバランスを考え、全角のかな文字を囲むときには、全角の()がおすすめです。 半角英数文字を囲むときには、半角の()を使いましょう。
訳者の解説は()
強調する語彙や区切り
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引用符で括ります。
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例: よく脂ののった部分はトロと呼ばれます⇒よく脂ののった部分は「トロ」と呼ばれます
言い換えや挿入句であることを明示するときに使うと読みやすくなります。
絶対に必要な時のみ使用し、使いすぎないようにしましょう。
日本語の文字とのバランスで、全角のダッシュ「―」がおすすめです。
Adapted from https://translations.ted.com日本語字幕の表記ガイドライン